〜2024年の抱負〜
堅牢かつ柔軟な事業運営を目指して

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コロナ禍での活動の萎縮期も抜け、経済や日々の生活も含め、昨年後半は様々なイベントも実施することができました。 2024年は制約の無い環境からスタートを切ることができ、オリゾンシステムズでも昨年の 創立25周年 を節目として、本年も様々な形でお客様のビジネスに貢献できる施策を打ってゆきたいと考えております。

年初にあたり、弊社のリーダーシップチームより、本年の活動に向けた方向性について、お伝えさせていただきます。


2023年の全体総括(菅代表取締役社長)

昨年のハイライトの一つに、新運用監視センターのサービスインがあります。オリゾンの運用監視センターは、その柔軟性や信頼性にご好評をいただき、多くのお客様にご用命いただけるようになりました。新センターではより柔軟にお客様のご要望にお応えすべく、可用性・堅牢性へのさらなる投資を行っています。

開発サービスにおいては、いくつか節目を迎えたプロジェクトを経て、多くを学んだ一年となりました。年初から取り組んでおりましたプロセス改善・品質改善活動も、具体的な成果を確認でき、今後のプロジェクトの大型化にも対応できる体制が整いつつあると考えています。

製品ソリューション関連では、昨年一年をかけ、チェコのIT各企業とのチャネル構築の仕組み作りを終え、ポートフォリオ強化へ着実にコマを進めることができました。またチェコ共和国大使館のご協力も得て、 チェコICTソリューションデー という形で、各企業のソリューションをお客様・パートナー様にご紹介する機会を持てたことも、一つのマイルストーンと考えております。このような多様なソリューションのポートフォリオを自社のみならず、他のパートナー様とも共有し、新たな事業展開・ソリューション開発などによる、多角的なビジネスの広がりにチャレンジしたいと考えます。

各種製品およびサービスをメニューとしてご提供している弊社の特性から、より幅広いスキルや経験が求められる企業となってまいりました。今後はお客様をご支援する社員スタッフも、より多様な人材を揃え、様々なお客様のご期待に添える体制の整備に力を注ぎたいと考えております。

積極的な事業投資に向けて(古瀬常務取締役)

ビジネス全体のバランスシートとしては、確実な手応えを得ることができました。お客様の投資動向も、これまで保留されていたシステム更改事案も多く復活し、お客様の活発な成長路線への回帰が窺われるようになりました。また、各サービスのみならず、Flowmonをはじめとした製品ソリューションへのお問い合わせも活発にいただいています。

2023年はチェコ・ブルノ市に拠点を構えるベンチャー推進機構JICの協力のもと、多くのチェコIT企業との協業をスタートすることができました。2021年後半より開始したコロナ禍でのリモートベースの打ち合わせを経て、昨年5月初めて各社を訪ねてのインターロック・ミーティングを実施しています。またその際にJICより合意を得て、 リエゾンオフィス を開設し、今後の協業ビジネスを安心して日本のお客様へお届けできる基盤を整えることができました。

今後も付加価値の高い新たなソリューションの発掘を積極的に行い、お客様へ幅広い選択肢をご提供できるよう、新規事業開拓および既存事業の強靱化への投資を進めてまいります。また、2024年は大手のお客様より国内の社会インフラに資する案件の引合いを多く頂いており、当社が日本の社会インフラに無くてはならない企業として成長を遂げる足掛かりになる年にしたいと考えております。

経営を支える礎石となる(中嶋取締役本部長)

昨年オープンした 新運用監視センター では、お客様のビジネスの安定運用をお支えするとともに、オリゾンにとっても今後のビジネスを支える重要な基盤となりつつあります。またオリゾンの持つサービス・製品の各ビジネスピラーは、それぞれに強みを持って成長してきましたが、今後は個別ビジネスピラーの成長のみならず、複合的なサービスやソリューションのご提供を重視していく方針です。

直近の具体的なテーマとしては、広くご利用いただいているFlowmonのお客様に、より価値の高いチェコITソリューションをお届けしたいと考えています。特にサービスビジネスに強みをもつオリゾンの特性を活かし、さまざまなサービスと製品、および異なるサービス同士を繋ぐ新たなソリューション視点を、ご提案してゆきたいと思います。

また製品ベンダーのみならず、国内外のパートナー様との協業も広く視野に入れた活動を開始いたします。取り扱い製品・サービスのみならず、ご提供するお客様の層の広がりから、新たな価値をお客様へご提供できると考えております。


終わりに

昨年は創業二十五周年、新運用監視センターの開設、チェコ共和国大使館でのソリューションイベント、一つ一つステップを進めてまいりました。一方で、社会状況は、揺れる為替の動き、不安定な政治情勢、予測不能な気候変動の影響など、不確定要素の多い時代になり、企業も大小を問わず、生き残りを掛けて変化に順応できる体質が求められています。

2024年の干支は辰年です。辰年は活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年だといわれています。当社も着実にマイルストーンを刻みつつ、様々な変化に即応できるオリゾンシステムズを目指して進化を遂げて行きたいと思います。オリゾンシステムズの次の展開にご期待ください。