新運用監視センター開設

本年10月、オリゾンシステムズのご提供している 運用監視サービス は、都内某所に新たに施設を移転し、より堅牢で安定性の高いサービスをご提供できる体制を整えました。この記事では今回開所したセンターで行われている運用監視サービスについて、ご紹介させていただきます。


サービスの特徴

オリゾンの運用監視の特徴と言えるのが、End-to-Endでお客様のIT環境の維持をお支えすることができる点となります。単にあらかじめサービスメニューにより枠組みを定め、その範囲で一部ご支援を提供するアプローチではなく、お客様と弊社の責任分解域に柔軟性を持たせる「のりしろ」を担保し、お客様の持つ課題を共有しながら、その解決に歩調を合わせてゆく姿勢になります。

IT運用では時として、予定外の処理が求められます。計画から、導入の実施、運用、保守とさまざまなフェーズで、断片的なベンダーの支援ではお客様の負担軽減は限定的とならざるを得ません。オリゾンの運用監視サービスでは、計画段階からご要望に応じ参画し、リモートでのセンター監視にとどまらず、必要に応じオンサイトでの対応など、お客様のIT運用に深く入り込んだ対応をとらせていただいています。これにより、特に中長期計画外で発生するさまざまなITイベントでの対応をオリゾンにお任せいただけることで、”使い勝手の良いサービス” として多くのお客様にご好評をいただいています。


物理面の補強点

新しい施設では主要設備の二重化(災対サイト)、電源などの各施設の冗長化をはじめ、オペレーションを支える人のスキルおよび体制も含め、万が一に備えた仕組みを整えています。業務によっては一部リモートによる勤務も実施していますが、例外を支える人による対応が重要な価値となると考え、常にセンターのスキル要員の稼動に重点を置いています。また求められるお客様オンサイト対応にもお応えできるよう、安定した要員配置とシフト体制への配慮を続けています。

自動化の面では、新たなサービスデスク基盤が11月にサービスインとなり、より即時性の高いインシデント対応を目指して行く予定です。またお客様の貴重な情報リソースへのアクセスが不可避なこのサービスでは、個々の担当要員のシステムへのアクセス認証認可の多重化など、セキュリティー強化への投資も今回の新センターでの、特筆できる強化点となっています。


SOC拡張

2004年に開始されたこのサービスでは、社内の重点施策でもあるグローバル展開も視野に含まれています。 現在ITサービスをグローバルにご支援する仕組みとしては、中央ヨーロッパの現地企業UNIS社およびAXENTA社と連携し、現地に支社・営業所などを展開している日本のお客様を ワンストップでご支援する枠組み をご提供しています。その枠組みの拡張として、セキュリティーに特化したサービスにおいても、セキュリティーサービス専門企業となる AXENTA社との連携 により統合的なSOCサービスをご提供できると考えております。

このSOCサービスはFlowmonを監視ポイントとしたものとなり、計画されているFlowmon製品自身のセキュリティー関連の機能拡張を受け、より実践的なSOCとなると考えております。 また、弊社の Flowmon のKnow-howを生かしたSOCサービスの先では、様々なセキュリティーエンドポイントを対象とした統合的なSOCとしての成長を期待しています。

その他TNS社との協業で実施している ペネトレーションテスト のご提供など、セキュリティーの現状把握から、その対応及びその運用までもお客様をご支援できる体制を整えつつあります。


終わりに

AWSやAzureなども含めたハイブリッド環境対応への適用事例も昨今では多く、多くのお客様のご要望に対応できる体制が整ってまいりました。オリゾンシステムズでは、新たなセンターの開設により、物理的な充実度のみならず、プロセスやアプローチの観点からも、お客様により使いやすいサービスを目指し、運用監視サービスを充実させてまいります。