ネットワンシステムズ様から見るFlowmonの価値とは?

2023年12月1日


オリゾンシステムズでは、高い提案力・技術力を備えたパートナー様と連携し、Flowmonの拡販に努めております。 2016年に日本国内のパートナー制度を開始し、各社パートナー様に拡販をいただきましたおかげで、ユーザ様の拡大とともにFlowmonの良さという部分を広く認知していくことができました。 2023年現在、18社のパートナー様でFlowmonをお取り扱いいただいております。


本記事では、パートナーご担当者様へのインタビューを通して、Flowmonをご存じない方や、お取扱い実績のある企業様・パートナー様へ改めてFlowmonのメリットや魅力/価値をご案内いたします。


今回は、ネットワンシステムズ株式会社 の皆様にお話を伺いました。

御社がパートナーになった経緯について教えてください。

2013年頃にInteropのブースにてお話を聞いたのが初めてのコンタクトだったと聞いています。他製品も検討はしていたようですが、仕様が複雑でマニュアル等もローカライズされていないなど、導入のハードルが高い製品だったようです。Flowmonは日本語ドキュメントがあり、費用感、画面も比較的シンプルだったことが取り扱いの大きな要因となったのかなと思います。 また、ネットワンシステムズでは製品を検討する際に、どれだけ案件があるのかを企画目線で必ず確認しており、実績やニーズが高まってきている製品でないとなかなか取り扱えないところがあります。お客様の成長やニーズの変化も追い風となり、取り扱うに至ったと思います。


Cisco製品にてサポートされているNetFlowを用いたトラフィック可視化、それに加えセキュリティインシデント検知という、新たな付加価値を顧客へ提供できる製品として着目しました。現在では当たり前になりつつあるNDRの領域ですが、いち早く着手していた点、お客様の資産を活用することで容易に実装が可能である点、そしてプラグインという仕組みを採用することでスモールスタートを可能にし、お客様の成長とニーズの変化に応じて柔軟に拡張していける点を魅力に感じました。

御社が思うFlowmonの魅力について教えてください。
プラグインという仕組みそのものが魅力だと思います。可視化はもちろん重要ですが、多様な機能を持っていることで比較的高価で手を出しにくい製品もある中で、よりハードル低く、まずはコレクタやプローブからという提案ができるところが最大の魅力と考えています。


私は他の製品と比較をすることが多いですが、解析画面を見ると、Flowmonは本当にわかりやすいと思います。出力できる情報は他の製品と大きくは変わりませんが、見やすさはFlowmonに分があると思います。個人的にはFlowmonの“変にかっこつけていない”ところが魅力に感じます。


提案、導入のしやすさです。比較的安価な上、必要機能が揃っているので、目的をはっきりとさせた上での提案がしやすいです。可視化のみならず、セキュリティ分野への機能拡張も行え、分野を超えた拡張性があることもうれしいです。 シンプルな構成で、導入に際して他のサービスへの影響も少ないので、容易に導入に踏み切れる点も魅力です。 また、製品の魅力ではありませんがオリゾンシステムズによる、国内でのサポート力が高く、ユーザ目線に立った親身なサポートが受けられるのも魅力だと思います。要望、課題、改善にも十分に耳を傾けて頂け、必要だと判断した機能についてはスピード感を持って対応頂だけるので、安心して提案できる製品と感じています。

御社内でのFlowmon認知度について教えてください。

比較的高い水準を維持できていると思います。数年前は聞いたことがないという社員もちらほらといましたが、最近では名前すら聞いたことがないという社員はほとんどいなくなったと思います。可視化の提案はどの市場でも一定以上のニーズがあるため、社員自らがFlowmonの情報を調べ、ある程度特徴を把握しているケースも増えてきていると感じます。


可視化・監視分野の商品の中では、認知度は高い方だと思います。特に、フローコレクター分野では相当の認知度があり、事業部内での好感度も高く感じます。メーカー、代理店のこれまでのサポートの賜物だと感じています。


私たちの所属する部での認知度はかなり高いです。 ただ営業SEさんなど、担当のお客様が導入されていないとなかなか知る機会がないということが実態としてあると思います。年次が上がるにつれてFlowmonを知っているという人は多い印象ですが、若手や中途で入社してきたメンバーに関しては認知度が低くなる傾向にあるので、営業SEや若手、中途のメンバーに知ってもらうことが、今後の課題です。

Flowmon導入後のお客様の反響について教えてください。

導入して約1年の金融系のお客様の話ですが、レポート機能でトラフィックを可視化できるようになり、満足していると聞いています。 複数のユーザを担当されているお客様なので、ぜひ違うユーザでも入れてみたいという前向きなフィードバックをいただいています。


ネガティブな意見はほぼ聞いたことがないですね。基本的にトラブルが起きた際には、直接オリゾンさんに連絡をするという流れなので、私たちが認識しきれていないところもあるとは思いますが、他の製品だと、お客様で何かトラブルがあったら私達の部門に連絡が来るというパターンがあるのですが、Flowmonでそういったことはないので安心しています。

御社で得意とする業種において、Flowmon導入に至った経緯を1つ教えてください。

自治体と製造を得意としています。直近ですと製造系のお客様で、次期WANの更改に向けたネットワークの可視化というのがありました。背景を聞くと、更改前にまず可視化したいという要望から、フィールドテストで導入を検討、実際に導入されたとのことです。 それからNW更改に伴い、他の製品のリプレースで、Flowmonに変えたいというお客様も一定数いますね。

Flowmon提案時の強みや弱みについて教えてください。

強みは、プラグインという仕組みによるスモールスタートが可能な点とCisco製品との親和性です。加えて言うのであればADS自体が強みになると思っています。 近年はNDR領域を検討しない顧客はいないので、ADSがプラグインで存在すること自体が強力な強みになると考えています。
弱みは、ビジョンとシナリオ不足です。製品としては魅力も多く完成度も高いので、担当者に対しては刺さる製品だと思います。ただペインを感じていない顧客に対し、LOB(主要な、基幹アプリケーション)から落とす攻め方をしている際にはビジョンとシナリオが足りていないと感じます。顧客にどういう姿になって欲しくて、そのためのどの要素にFlowmonが刺さるのかを突き詰めていく必要があると考えています。対応領域/シナリオが広がり、3rd party連携も拡充されていくと、違うアプローチからの提案機会も増えると思います。


強みは、費用対効果の高さ、トラフィック可視化という明確な目的を持って提案がしやすく、導入がしやすい点です。
弱みは、ワールドワイドでの認知度、導入実績が乏しいと感じます。ブランド力や知名度は、「有名であること」が信頼性につながると感じている層へのアピールにつながると考えています。今後の販促活動に期待したいです。


強みは、導入の容易さと、 GUI の操作の直感性の2点です。 導入の容易さについては、既存のネットワーク構成に依存せず、IPリーチャビリティーがあればコレクタですぐネットフローを取れる点です。 GUIの操作の直感性については、分析タブに情報が集約されており期間の指定も自由にできるので、あまり熟達していない担当者でも直感的に必要な情報にアクセスできる作りになっていると感じます。
弱みですが、フロー技術を使っている点、逆にそれが足かせになると思う時があります。ネットフローが中核になっているアプライアンスなので、良くも悪くもできることの範囲が制限されてしまいます。 そういう意味でも、オプションとしてセキュリティ観点で ADS、パケットキャプチャでFPIとプラグインっていうのは面白い試みだなと思っています。中核をネットフローとしつつそれだけではなくて別ベクトルで他の機能を実装するというのを今後も続けてほしいと思っています。

今後、Flowmonに期待する機能等ありましたら教えてください。

プラグインの選択肢の拡張、分野を跨いだ連携機能に期待します。ADSで検知したイベントに基づき、アクションや隔離などがシームレスにできるといいと思います。また、過去、現在からの未来予測や、障害予測、セキュリティインシデントの未然防止機能に寄与できると提案機会も増えるのかなと思っています。


CiscoのDNAセンターを担当している背景もあって、コントローラー製品との可視化の比較を行うことがあります。コントローラーではあくまでもサブ機能の形で可視化機能が実装されていますが、それでも可視化に力を入れています。Flowmonはネットフローにフォーカスしている製品だからこそ、フローでわかることに特化した機能を実装し棲み分けを考えて欲しいと思います。
フロー情報をもとにしたトレンド予測や、 ChatGPTをはじめ、AIをトレンド予測に活かしたりできるといいと思います。ADSでセキュリティのイベントを検知する際に、対処の方法をAI で提案できたりすると、新しい機能になると思います。

最後に、意気込みを一言お願いします。

コロナの収束、開発元の変更もあり、イベントやセミナーが増えてきたと思うので、ロードマップなどのアップデートを我々も積極的に収集したいと思います。社内への情報発信についても、これまで以上に力を入れていきたいと考えていますので、ぜひよろしくお願いいたします。


開発元が変わり、エンドユーザーの情報を収集するという意気込みが伝わってきています。ここでの意見を今後どう反映していくのかを期待しつつ、社内の検証などを通じて販売促進に貢献できればと思います。

終わりに

この度、Flowmonの販売パートナーであるネットワンシステムズ様へインタビューをさせていただきました。お客様とより近い距離で接していただいているパートナー様の生の声を聞かせていただくことで、改めてFlowmonの強みや弱み、要望機能などについて大変有意義なお話をお伺いすることができました。
Flowmonについて、より詳しく知りたい方は、下記の資料をぜひご覧ください。

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取材担当:プリセールス 惣田、営業 若月

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