活力のアジア太平洋市場へ

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先月、オリゾンシステムズは新たなビジネス基盤の構築に向け、シンガポールの有力パートナー企業と、今後の協業について実践的なディスカッションを行いました。この場では、互いの商材を最大限に活用する方法について意見を交わし、3年後・5年後を見据えた協力関係の土台を確実なものとすることができました。 また、シンガポールには多くの日本企業が拠点を構えており、今回の訪問では、日頃からお取引のある日本企業の皆様から、弊社が今後どのような形で貢献できるかについて貴重なご意見をいただく機会にもなりました。


多角的な関係性の構築を目指して

今回の協業構築においては、単に当社のサービスを展開するだけでなく、より幅広い協力の可能性を探りながら意見交換を行いました。チェコ企業のソリューションが持つ強みを活かし、当社のビジネス拡大にとどまらず、パートナー企業の成長にもつながる協業モデルの実現を目指しています。

今回訪問した企業の一つである Beyondsoft 様は、世界各地にITサービス拠点を展開しており、シンガポールをグローバル本社として運営されています。セミナーやイベントの開催も想定されたオフィスは、マリーナ・ベイ・サンズなどシンガポールを象徴する景色を一望できるロケーションにあり、さまざまな協業の可能性を思い描くのにふさわしい環境が整っています。

日本を含むアジア各国に主要拠点を持ち、幅広いサービスを展開している同社は、当社が提案した多様な協業形態にも強い関心を示してくださいました。今回の打ち合わせを通じて、両社が具体的なアクションへと進むための道筋を押さえることができました。

Flowmonを軸とした協業のレバレッジ

当社が総代理店として展開している Flowmon 製品は、日本国内で10年以上の実績を積み重ね、さまざまな業界のお客様にご利用いただけるまでに成長してきました。今回の事業拡大に向けた取り組みの一環として、Flowmonの国内展開の成功事例をもとに、同製品をポートフォリオに持つ Progress Software 社(以下、Progress社)の現地パートナー企業と、Flowmonを軸とした協業の可能性について議論を重ねました。

Progress社はここシンガポールにアジア太平洋地域の統括本部を置き、日本含め当該地域のハブとなってビジネスを展開しています。 今回はProgress社のシンガポールを拠点とするパートナー2社と会合を持ちました。その一社である TechCOV 社は、クラウドベースのITサービス提供を主軸とし、シンガポール国内で多数のProgress社製品を展開してきた企業です。また、もう一社の Pacific Tech 社はアジア各国に事業を展開し、Progress社の主要ディストリビューターとして活躍しています。今回の両社との討議では、当社が取り扱うチェコIT企業のソリューションのいくつかに焦点を当て、今後の推進に向けた第一歩を踏み出す機会となりました。

凝縮したビジネスエネルギー

シンガポールには、「ホーカーズ」と呼ばれる屋台街があり、ビルのフロア内や高層ビルの間の広場など、街の至るところに点在しています。街を見上げると高層ビルが立ち並ぶ光景があり、それはニューヨークや東京のオフィス街にも似ていますが、その中に煙が立ち上るホーカーズの風景が加わることで、アジアならではの活気とエネルギーが感じられます。

今回訪問した日本企業の現地支社の方々との対話を通じ、日本とアジアのIT市場の違いについて多くを学ぶ貴重な機会となりました。また、現地の担当者の方々から現在直面している課題について直接お話を伺うことで、今後の具体的なビジネス展開の方向性を描くことができました。さらに、当社が紹介したチェコのITソリューションにも高い関心を寄せていただき、今後のビジネスを推進するエネルギーを頂戴した時間となりました。

チェコのソリューションを日本国内で展開するには、日本語対応が実質的に必須となります。一方で、多くのチェコのソリューションは英語でも提供されており、英語のままで導入が可能なアジア諸国にとっては、非常に親和性の高い選択肢となります。今回訪問したシンガポールの現地企業や日本企業の支社においても、その特性を活かしたビジネスモデルを、チェコのソリューションを通じて実現できる可能性が広がりました。


糊代を広げる

今回のシンガポール訪問を通じて、オリゾンシステムズは現地のIT企業との協力の可能性をさらに探ることができました。シンガポールはASEAN地域のITハブとして成長を続けており、日本市場で培った技術や経験を活かせる機会が豊富にあります。

今後、オリゾンシステムズはシンガポールの企業と連携し、Flowmon製品やチェコのITソリューションに加え、糊代を広く取り、さまざまなビジネスを結びつける役割を果たしていきたいと考えています。さらに、長期的な視点での協業を見据え、技術ワークショップや共同マーケティング活動を通じて、アジア市場全体でのビジネス拡大を目指します。シンガポールとのパートナーシップが今後どのように進展するか、オリゾンシステムズの取り組みにぜひご注目ください。