Phonexiaは、音声の識別・解析をリアルタイムに処理し、様々なソリューションに音声処理機能を提供します。オリゾンシステムズでは、Phonexiaの先進的な音声処理機能を活用したソリューションの設計・実装を、お手伝いさせていただきます。
音声データから声紋を生成し、2つの異なる声紋の比較により、話者の同一性を判定します。
音声データを解析し、性別・年齢・言語を話者の音声より推察します。
音声データから、その言語に対応した文字起こしを行い、テキストデータとして出力します。
ソリューション・パターン
Phonexia社について
Phonexia社は2006年にチェコ共和国のブルノ工科大学の研究グループからスピンアウトした専門企業で、コアテクノロジーとなるソフトウエア製品Phonexia Speech Platformを基盤として、音声生体認証および音声分析の最先端技術をグローバル展開しています。オリゾンシステムズではPhonexiaの音声処理機能を活用したお客様のソリューションの、設計・実装からリリース後の保守までご対応させていただいています。
※ こちらのオリゾン通信記事「音声解析技術の適用トレンド」では、Phonexiaを利用した「オレオレ詐欺」抑止のシナリオを描いたデモビデオもご覧いただけます。家族の音声の声紋をPhonexiaを用いてあらかじめ登録し、外部からの電話の音声をそれらと比較(話者同一性判定)し該当者の有無を表示し、注意喚起を行うシナリオとなります。
対応機能
Phonexiaは音声処理に関わる以下の機能をご提供しています。
- Voice Biometrics Technologies(音声バイオメトリックス技術)
- Speaker Identification(話者同一性判定)
- Speaker Diarization(話者識別)
- Gender Identification(性別判定)
- Age Estimation(年齢推定)
- Speech Recognition Technologies(スピーチ認識技術)
- Speech to Text(文字起こし)
- Language Identification(言語判定)
- Keyword Spotting(用語出現特定)
- Speech Quality Estimation(音声品質推定)
現在のヨーロッパでの実装事例によると、コールセンターでの、問い合わせ対応、苦情受付、販売活動など、多岐にわたって音声による顧客対応が行われています。特定の用語やフレーズの出現率を見ることで、会話内容の大まかな統計的把握が可能となり、また使用すべきでない用語をモニターすることで顧客対応の品質向上に活用されています。犯罪捜査などの場面においては、複数の話者の中から、特定のものの音声を識別したり、その事案に関わる特定用語を膨大な会話データから検出するなど、犯罪捜査の現場で広く活用されています。音声生体認証と音声分析は、将来の犯罪捜査や抑止の状況に広く適用されることが期待されています。
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