リモートアクセス管理、GoodAccess

発現から約3年、新型コロナウイルスは私たちの働き方を大きく変える転換点となりました。今や世界中でリモートワークが普及し、より柔軟な働き方が選択できるようになっています。しかしながら、リモートワークの実現には様々な障壁が伴うのも事実です。本記事では、昨年12月より当社で取り扱いを開始したGoodAccessについて事例を紹介しつつ、快適な職場環境の実現に焦点を当てます。

リモートワークの現状

パンデミックにより急速に導入が進んだリモートワークに於いて、様々な悩みを抱えているのは日本だけではありません。チェコ共和国に本社を置くGoodAccessの提供元、GoodAccess s.r.o.は、通信環境のセキュリティ対策や、リモート環境整備に係るコストに不安を抱えたお客様のニーズに応えてきました。

例えばイギリスのOmnipresent社では自宅やカフェ・ホテルなど、通信環境さえあればどこからでも勤務が可能ではあったものの、なりすまし攻撃や情報漏洩などセキュリティ上のリスクが常に伴っていました。また、ドイツのAMX13社ではプロジェクトに応じて編成する柔軟なチーム体制をとっており、例えば複数のIoTデバイスから情報を収集する業務ではそれぞれにWANを構築するため、過剰なインフラ投資が必要となってしまうといった問題がありました。

上記のような悩みを抱えた数々の企業に選ばれてきたのが、統合アクセス管理ソリューションであるGoodAccessです。Omnipresent社、AMX13社が抱えていた問題は、日本の企業が抱えていた問題とも酷似しています。

テレワークセキュリティに係る実態調査 によると、テレワークの導入にあたって課題となった点として「セキュリティの確保」や「通信環境の整備」がかなりの割合を占めています。実際に2020年には、複数の企業や教育機関などでテレワークにおけるセキュリティ被害( 総務省の調査研究 )が報告されており、それらは様々な不正アクセスによるものでした。

GoodAccessによるリモートワークの実現

GoodAccessは簡単な設定で、安全なネット ワーク接続を実現できるという特徴があります。GoodAccessへ事前に利用対象となるアプリケーションやシステムを登録いただき、ファイアウォールなどでGoodAccessにのみシステムへのアクセス権を付与することで、統合管理が可能になるのです。

これまでは複数のアクセス元から、複数のアクセス先へ多様なアクセス経路を許可していると、なりすましなどによる情報漏洩のインシデントを掌握することが難しいという課題がありました。 しかし、アクセスを一元管理できるGoodAccessのゲートウェイを利用することで、全てのユーザーのIT資源へのアクセスを管理・掌握することが可能になります。

また、GoodAccessは接続先との構成の柔軟性が高く、通常のVPNサービスによる構成よりも、全体のシステム構成を最適化することが可能です。結果として、より適切なインフラ投資が望めます。

さらに、会社での役割に応じた個別のアクセス管理や、強固に暗号化された接続、多要素認証による認証の強化、DNSフィルタリングによるリスクのあるサイトへのアクセス阻止などを、直感的な操作で設定することが可能です。

終わりに

今でこそ世界中のお客様にVPN&ゼロトラストネットワークソリューションとして評価を得てきたGoodAccessですが、その始まりはCizek兄弟とJiriという3名の若者からでした。彼らは世界中のあらゆるビジネスのために、デジタル資源へのクラウドアクセスの簡素化を使命とする中で、セキュリティとネットワークのチームを結成していきます。そして2020年、遂にGoodAccessという製品として形になったのです。

共同創業者かつCEOであるMichal Cizek(右写真)は、18歳からVPN業界に身を置き、様々なビジネスに携わってきました。GoodAccessは彼が20年近くの経験を活かして創り上げた、120ヵ国以上のお客様に愛されるグローバルなSaaS製品です。


GoodAccessについてより詳しく知りたい方は、下記の資料をぜひご覧ください。

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